覇者くん、あのね、きみのことが好きだよ

 
オクトラカフェ期間が終わった~~~!!!
お疲れさまでした、ありがとうございました。


この手のものに頻繁に行く機会がなかなか無いので、あれこれ注文したものを口にするのも、どきどきしながらコースターを開封するのも、拙いなりに一生懸命書いたメッセージカードを壁に貼るのも、ぐるぐると店内を見て回るのも、どれも新鮮でとても楽しかった。


カフェの予約をしたときはまだ全授8章をクリア出来ていなくて、今年1月にはじめたばかりのⅠ(無印)と覇者くんをいったり来たりしながらすごしていた。
なんなら予約したときはメニュー写真を見て「ラースってⅠにいるの!?!?仮面ないじゃん!?!?!?」という斬新なネタバレをされるような、そんな日々。
そういう出会いかたをする人間も、世の中にはいる。


1月後半・前期のカフェ予約日。
………の、早朝4時に全授8章をクリアして、そのまま継章までガッッッッッッッッと読み進め、心も頭も訳がわからないままふらふらと秋葉原に向かう。
サービスドリンクとして差し出されたサザントスさんのフルーツティーを見て思わず感極まるようなメンタリティでカフェを楽しみ、その勢いで後期の予約を増やした。

 
色々なことが重なってうっかりすっかり人生のどん底にいて、もう何にも夢中になれないんだろうな~~~~~~と思いながら淡白な日々を過ごしていたどうしようもない僕に天使が舞い降りてきた。
もとい、友人の大プッシュによりはじめた『オクトパストラベラーⅡ』。
そこから気がつきゃ早数ヶ月、いまやオタクの巨大感情はこんなにスクスクと育ちましたよ………。


「いろんなものを手放してきたからこそ、今の日々が美しいのかもしれない」


なんて、ご都合主義もよろしすぎる発言をしたくなるくらい、オクトラがうまーーーく生活の芯になってくれた気がする。
巨大感情異常執着怪奇行動オタクの心の隙間にちょうどすぽりとはまって、バランスを取ってくれたのだ。

 
ゲーム下手でソシャゲもほとんど続かない!課金なんてもってのほか!みたいな人生を歩んできたので、いまの毎日が新鮮で楽しい。
わからないことが沢山あるし、日々知らないことが増えて、片っ端からどんどん知っていく。
知的探求心が人生の軸のような人間だから、まるで水を得た魚だ。

だからうっかりオルステラ大陸地図を一晩で作ったりもしてしまうのだ。


覇者くんをはじめた5月から気がついたら今日まで毎日ずーーーーーーっと欠かさずにログインして遊び続けてる。飽き性の私がだ、信じられない、自分でも。
そしてこの先もまだまだしばらくは熱中しつづけられるだろう。
 
直近ふたたびⅡを最初からプレイしていて「やっぱり楽し~~~!おもしろ~~~い!!」となっている。
その上で比較する気も甲乙をつける気も微塵もないが、"とにかく私はめちゃめちゃ覇者くんのことが好きらしい"と気がついた。
たぶんそれはしんどい時に半年以上も覇者くんのことを考えて、日々を"楽しい"に塗りかえてきた時間の積み重ねがあるからなのかな、とは思っている。

ゲームのことは相変わらずよくわからないし、ゲーム業界のことはもっとよくわからない。
そういう何もかもがよくわからないから純粋に両手を離してストレスフリーで楽しめているのかもしれない。


"この作品が好き"


それだけわかれば後はなんでもいいだろ、と思っているので、好きになれるところまでとことん好きになってみようと思う。
最終日のカフェ店内ですべてを堪能するだけ堪能したら帰り道に胸がいっぱいになってしまった。

せっかくSNSアカウントを作ったのだから、創作物だけじゃなくしがないオタクの手記を公開するのも悪くないな、と思う間もなく勝手にこの文章が綴られていた。
溢れだす感情は、理性なんかじゃ抑えきれない。
好きなものがある人生は、きらきらと輝いてこんなにも美しいのだ。


大事なことだからもっかい言うね。 

「覇者くん、あのね、きみのことが好きだよ。」

なにかを好きになりたかったんだ、なにかに夢中でいたかったんだ、だから出会えてよかったよ。

 

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カフェのおもいでたち


前期は1回しか行かなかった上にどたばたフードファイトをしてしまったのでテーブルが崩壊した写真しか残っていない。
メニューはシェア含め一通り全部食べたはず、どれも美味しかったから全部また口にした~~~~~~~~い!!!!

中でも『ウィンター・オブ・ブライト』を気に入りすぎてこのまま未来永劫私が立ち寄る飲食店すべてで出してほしいな、と思っている。